吉浦ブログ
瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。
「それ引けぇ」「がんばれぇ」薫風なびく吉浦西城町の運動場で、「第56回 町民体育祭」が催されました。小学生高学年の綱引き。各自治会対抗の綱引きも、競う力の手応えがありました。(2023年 令和5年5月21日 日曜日)
こどもが走る。親が走る・・・。幼児徒競走、男女低学年徒競走、中学生リレー、小学生リレー、男女高学年徒競走、男女混合自治会対抗リレーなどなど、ともかくみんな走る。走るのが楽しい。声援を送りながら見るのも楽しい! 園児66名によるミッキーマウス体操、消防団活動など、18種類の競技や演技がありました。
吉浦女性会によるリフレッシュ体操。ダンシングヒーローに、グランドがせまく見えました。
「しっかりボールうけとってぇ」「落とすなぁ」。10人一組のチームワークのトンネルリレー。
.各自治会の得点が、山の斜面に表示されます。一区、ニ区、東町、三区、四区、五区、六区、七区、八区、岩西、十区、中町、本町、宮花、狩留賀、落走、汐見ケ丘、晴海、瀬戸見の19自治会の得点が、めまぐるしく変わりました。
伝統的行事の吉浦町民体育祭は、回によっては、雨天や新型コロナ感染防止で中止される年もありました。令和五年のこの体育祭は、四年ぶりの開催でした。
右側の画像は、運動場ができたのが、いまから58年前の昭和40年4月であることがわかりました。
4年ぶりに、吉浦地区文化祭「春の芸能祭」が、2023年3月4,5の土日の両日、吉浦まちづくりセンターで催されました。新型コロナ感染防止のために休止していた文化祭が復活したとあって、バレエや太極拳、コーラス、銭太鼓、大正琴、子どものピアノ演奏、カラオケなどを披瀝する人や観る人で賑わいました。(吉浦東本町で)
24式や剣、入門太極拳など、盛りだくさんの太極拳が、堪能できました。
「星を願いに」「かわいいオーガスティン」「やさしさに包まれたなら」「世界に一つだけの花」を、ピアノ演奏する子ら。微笑ましさに、拍手が響きわたりました。
人目を引いた吉浦まちづくりセンター玄関の「春の芸能祭」の看板
左の「あさぎり151」は、全長137メートル。右の「しまかぜ3521」は、全長150メートル。まるで仲の良いおしどり夫婦のようにみえますね。
吉浦湾は漁港でもあるから、漁船もひっきりなしに出入りしています。海上自衛隊の艦船が入港していても、漁師さんたちは元気に働いています。活気を感じます。
吉浦の「とんど」は、例年1月の第三日曜日におこなわれます。令和5年(2023年)の吉浦「とんど」(画像)は、1月15日に、吉浦西城町のグラウンドで催されました。やぐらを組んで、お飾りや書き初め、お札など、もう使わなくなったものを、天にお返ししました。燃えたあとは、餅を焼いて食べました。
書き初めが徐々に燃えあがりました。右の奥には、消防車が2台待機しました。
神官の祝詞奏上 ボーイスカウトが風上の左から点火
呉市の吉浦集会所で、高齢者福祉行事として、「いきいきサロン」が催されました。「元気体操」で体を動かし、心のふれあいを愉しむ参加者。新型コロナの感染防止のため、マスクは欠かせません。
「高齢者のフレイル」についての解説や体温と血圧測定もありました。
JR吉浦駅のローターリーに、おやっと思わせる愉しい看板が立ててあります。吉浦中学生による吉浦歓迎の看板です。以前にもこの場所にありましたが、製作者がだれなのか分かりませんでした。こんどは、吉浦tyy学校のキャラクターである「よし子さん」があり、中学校名もしっかり書いてあるので、ほほう、とうなずけます。吉浦八幡神社と街の文化行事「カニ祭り」をあしらって、「わがまち吉浦へようこそ」という歓迎の心がにじみでていました。
吉浦にはいろいろな護衛艦が入港します。なかでも輸送艦の「4002しもきた」の勇姿にはほれぼれします。
コロナ禍の緊急事態宣言が解除され、吉浦の街は、おだやかな日々。小学校の東側に大川が流れており、ずっとその上流の空き地では、児童らが自転車乗りを楽しんでいました。
吉浦小学校の体育館の外壁にある校章です。校章の由来については、小学校のホームページに、次のように記してありました。「本校は明治6年、訓蒙舎として創立。同11年、吉浦小学校となる。校章の中央で交差しているのは、ペンと剣。ペンは文化や学問を表し、剣は剛健と正義を示している。外側の円は、文と剛が一体となる理想の姿を描く。大正15年、制定」。
小学校正門の右に大きな体育館が建っています。その白い壁面の上のほうに、校章のあるのが遠くからでも分かりました(吉浦中町)。
童謡の、「ぶんぶんぶん はちがとぶ あさつゆきらきら のばらがゆれるよ ぶんぶんぶん はちがとぶ」といった、おだやかな気配ではありません。吉浦の東墓苑の近くに、プレハブ小屋があります。ふと見上げると、な、なんと巨大なハチの巣。黄色いハチが何匹も、巣づくりをしていました。ハチには、スズメバチとか、アシナガバチとか、ミツバチとか名前だけは知っています。このハチは、なんていうハチなのでしょうかね。(吉浦東本町)
吉浦の自治会から、回覧板が回ってきました。その回覧板に、各家庭でしっかり読んで、保存してほしいという「地震・津波の避難の手引き」が添付されていました。時折この手引きを確認することが大切だと思いました。
避難の対処方法、避難場所など、手引きを見たらすぐわかるようになっており、家族で話し合うべき大切さを感じました。
吉浦の避難先は、まちづくりセンターと吉浦小学校と吉浦中学校の3カ所に指定されていますね。
吉浦の街なかには、いくつか公園があります。第二公園には、こんな変てこな遊具がありました。造形的には何ていうのでしょうか。名称なんて、どうでもいいのです。安心して、楽しく遊べるものなら、子どもらは喜びます(吉浦東本町)。
ぐんにゃり曲がったり、穴があいていたり…。器用に、そして用心ぶかく、注意して移動したり、座ったり、滑ったりと、まあ変わり種の遊具に乗っかって、楽しんでいました。
11人の子が、このコンクリートづくりの黄色い曲線大遊具の上にいました。危なっかしいけど、怪我をしたなんてことを聞いたことがありません。変化のあるこの遊具と一体になって楽しむ子らを、しばし見とれました。
吉浦にある海上自衛隊呉造修補給所貯油所を訪ねたとき、施設を理解するためのカタログをもらったことがありました。これがカタログの表紙。カタログによると、海上自衛隊の施設ではあるけれど、陸上、海上および航空自衛隊の燃料保管施設として陸海空の自衛官、事務官、技官が勤務し、多様な燃料、および油脂類の補給業務を実施していると紹介。
貯油所の第一、第二桟橋、オイル処理などおもな施設や、ドラム洗浄工場、オイルフェンスなど器材の紹介もありました。
補給所貯油所開所60周年に、記念の日本手ぬぐいをもらいました。
まずは助走して、丸太の斜面を途中までのぼる必要があります。そこに、二本の太い綱があります。綱を掴んだら、もう安心。ゆっくりと、上をめざしてのぼるだけ。二人がよーいドンと競争できますね。この幅のあるアスレチック斜面板が楽しめるのが、吉浦中町の「吉浦ちびっこ公園」です。
鎖が四角につながっている遊具。曲芸のような感じで、上に登ったり、左右に移動したりと、これまた、腕の力、指の強さをためすのが面白い。
曲線になった輪の間を、頭をぶっつけないように、慎重にあがったり、おりたりできる遊具ですね。
ジャングルジムもありました。ちびっこ達が楽しくすごせる変わり種の複合遊具は、見ていてもこころが弾んできます。
遊具ごとに、色がちがっているこまやかな心づかい。滑り台もちゃんとついています。
右に左に、前に後ろに揺れるゾウさんと、おウマさんの一人用スプリング遊具。このほかにも、鉄棒が公園の隅に備わっています。
循環バス「あじさい号」の停留所。吉浦ちびっこ公園と記してありました。
吉浦商店街のアーケードを歩いていると、デンマーク・デザインの青の器が目に入りました。オヤッ、いい器!、とショーウインドーに並ぶコペンハーゲン・ブルーのパン皿、コーヒーカップ、パントレー。こういう器を使ってコーヒーを飲み、パンを食べたらさぞおいしいだろうなあと、「ドルマン」のパン屋さん前で、しばし佇みました(吉浦本町)。
ガラス越しのショーウインドウには、マロンクリームデニッシュ、くるみレーズン、ミニバケットなどおいしそうなパンが、いろいろ並べてあります。カレーパンは、甘口と辛口の二種類があるので、辛口をよく買います。
アーケード街でパンをつくり販売している「ドルマン」。
海の街「よしうら」には、海の近くにたのしい遊具があります。ピーターパンに出てくる海賊フック船長思わすキャラクター。海賊船のマストの見張り台から、黒いハットをかぶり、右の目に眼帯をし、右腕には鉤爪の義手をしている愛嬌のある船長が睨みをきかせているふうです。曲線の鉄パイプの梯子から甲板に上がり、そこからすべり台を楽しむ・・・なんとも愉快な遊具がありました。(吉浦新町で)
石組みの底に、清らかな水が湧いています。ここは吉浦松葉町の細道にある泉です。覗いてみると、きれいな砂が見えました。澄み切った水は、昔から、涸れたことがありません。
吉浦は、細道、坂道、曲がり道が多い。散歩していて、人に出会えば、優しい声がかえってきます。
泉に辿り着くには、吉浦駅乗りあいタクシー「あじさい号」が通る市道から、2、3分、山の手の急坂の細道を上がらねばなりません。散歩にはちょっときついけど、泉を見ると、やすらぎますね。
石垣の途中にあるこの泉で、そばにある紐のついたバケツで水をすくい、手を拭ったりするのに重宝します。石組みが面白いですね。
吉浦の街なかには、いくつか公園があり、楽しい遊具が備え付けてあります。吉浦湾が望める吉浦池ノ浦町の池ノ浦団地児童遊園では、その名のごとく児童用の、カラフルな複合遊具を目にしました。
少し曲がったトンネルすべり台と、二つ並んだすべり台。ここに遊びに来た幼子は、何度もすべりたくなるでしょうね。
白馬と赤馬がにらめっこしてるようなスプリング遊具。お馬にまたがり、少しだけ上下にゆれるんですね。青い海をながめて癒されるのは、大人のほうでしょうねえ。
振り子のように前後にゆらして遊ぶロッキング遊具。よく使いこなした年季が入っていますよね。
水飲み場もあり屋根付きのベンチもあり、親子でゆっくりできる安全な遊園。出入り口二カ所には、この遊園の名称「池ノ浦団地児童遊園」と記してありました。
呉市立吉浦小学校で二回に分けて行われた吉浦地区成人式(令和3年1月11日)の模様を紹介する「吉浦社協だより」(左)と、55人の新成人が大人の仲間入りをしたことを紹介する吉浦市民センターだより「つばさ」3月号(右)。
吉浦の山の手の岩神町を散策していると、みごとな紅梅が咲き誇っていました。馥郁たる梅花をみつめていると、なぜかほのぼのと心が満たされてきました。
吉浦本町の細い路地が開けたところに紅梅と白梅が咲いていました。梅見頃の散策ってのは、ほんと気持ちいいですね。
吉浦東本町の山の手にも、白梅をみることができました。吉浦の家並みの向こうに瀬戸内海が見え、さらに江田島の山並みが茫洋とみえました。
海上自衛隊の運貨船(YL17)が、吉浦の海上自衛隊呉造修補給所貯油所の第二桟橋で、燃料の入った空色のドラム缶を巨大アームで積載している珍しい光景を目にしました。二缶一緒に吊り下げていました。
運貨船YL17は、全長27メートル。クレーンも備えているコンパクトな海上自衛隊の小型船。
第一桟橋には、民間巨大タンカー「旭竜丸」が、貯油活動をしていました。貯油基地には、地上と地下に燃料タンクがあり、敷地なに空色の燃料ドラム缶や茶紺色ふうな燃料ドラム缶を観ることができました。
貯油には、色んな民間オイルタンカーが接岸貯油しにきますが、全長104.47m、GT(総トン数)3,90トンの大きな旭竜丸を見ていると、勇壮な感じがしました。
吉浦の山には、桜と梅の花が同時に咲いている風景を楽しめました。
全長143m、全幅18mの海自練習艦「かしま3508」が、吉浦湾の海上自衛隊呉造修補給所貯油所の第一桟橋に接岸しました。ヘリコプター訓練甲板がある「かしま」の勇壮な姿に、しばしみとれました。向こうの山並みは、江田島。
給油中は、万一のオイル漏れにそなえ、オレンジ色のオイルフェンスが、「かしま」のまわりに張り巡らされました。
練習艦「かしま3508」は、アメリカ(真珠湾、サンディエゴ、ニューポート、フォートローダデール、アンカレッジ)、メキシコ(チアパス、マンサニージョ)、キューバ(ハバナ)、チリ(バルパライソ)、エクアドル(グアヤキル)、カナダ(バンクーバー)、ロシア連邦(ウラジオストク)、韓国(ピョンテク)に寄港したり、マゼラン海峡や北極海航行するなど、国内外の活動を、ほこらしく感じます。