吉浦ブログ
瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。
JR呉線の吉浦駅は、電車を走らすあの長いレールを使った珍しい建築作品であることが、プラットホームに立つと分かります。垂直な二本のレール柱を二カ所曲げて、屋根を支えています。レール作品の妙味が伝わってきますよね。これはもう、芸術遺産だなあ。
跨線橋を支える柱も、階段を支える柱も、すべてあの長~いレール。じっくりみるほどに、楽しくなってきます。
吉浦駅の跨線橋は、レールを使ってできているんですね。レール考古館ともいえるシロモノと思いました。
JR呉線の吉浦駅は、歴史の深みを感じさせるお宝駅といえます。
1. レールの柱