吉浦ブログ
瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。
わが街吉浦は、基地の町でもあります。呉市吉浦町乙廻の海上自衛隊・呉造修補給所貯油所に、ゆったりと勇姿をあらわし、第2桟橋に接岸したのは、護衛艦「さみだれ106」です。船首には判読できないほど薄い数字で106と記してありました。
アメリカやオーストラリアなど多くの国々と共同訓練をしたり、オマーン沖・アデン湾など外洋航行をするなど、国内外で平和と防衛などに励んできた勇壮な行動が伝わってきます。全長151メートル、幅17.4メートルの巨艦です。
1. 国内外を航海する護衛艦