吉浦ブログ
瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。
呉市の吉浦小学校の児童が描いた書写や絵画が、吉浦まちづくりセンターで、毎年秋に、二日間にわたって展示されます。わが子の絵を見に来た夫婦は、「こんなによく描けてるとは思わなかった」と、感心の声をアンケートに寄せています。(吉浦東本町で)
丹精込めて描いた作品群は、鑑賞者の心を引きつけます。
描く発想と観察力を称賛するささやきが聞こえた。
「描いた児童が、芸術家として活躍するかも知れないね」と小声で話ながら作品を丹念にみて廻っていた。全国展は、静岡県熱海市にあるMOA美術館で催されるという。
MOA美術館が所蔵する国宝の尾形光琳「紅白梅図屏風」と、野々村仁清「藤花文茶壺」の縮小レプリカが、会場の一角にあり、訪れた人がゆっくり眺めていた。
1. ざ・MOAよしうら