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吉浦ロマン

瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。

獲物を狙う鷹の目

 

傾斜した棟の妻飾りに、鷹の木彫りが目を引きました。松の枝にとまっている鷹が、いまにも獲物に飛びかからんとする姿には迫力があります。昔から、松に鷹図は吉祥のしるしになっていますよね。50円切手や1000円切手にも松鷹図がありましたし、国宝二条城の障壁画とか、広重の軸絵などを連想させてもくれます。目が鋭く、前方を凝視する雄々しい鷹は、力強さの象徴であり、足をかけている松は生命力の象徴といわれています(吉浦西城町で)

 

 

宮川沿いの町家の前を通るとき、鷹に松の妻飾りを見るのが楽しみになります。

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コメント

1. 松に鷹

彫刻の妻飾りで、「松に鷹」のデザイン、散歩していてシゲシゲと眺めたくなりますよね。

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