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吉浦ロマン

瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。

歴史を語る補給部屋

 

呉市吉浦乙廻というところには、海上自衛隊基地のひとつ呉造修補給所貯油所があります。その貯油所では、開放デーとか地域交流会(餅つき)など、親しみのある催しが時折あります。その時には、施設を見学できることもあります。感慨を深くするのが、古い建物の半地下にある「貯油所史料室」。入り口には、第8ポンプ室を整備して史料室にした年季を感じさせる看板が掲げられています。いまでも、この貯油所史料室は、現存しています。

 

 

時代とともに取り替えた板づくりや金属加工の正門看板が、史料室の半地下部屋の赤レンガの壁に展示されています。歴史の推移を感じないではおれません。

 

 

ず~っと昔に使っていた機械も展示してあります。台風による大津波で海水が浸水し、使用不能になった送油機のピストンなども、たいせつに保管展示してありました。

 

 

「海軍水道 消火栓」としるしてある蓋。

 

 4年前までは、護衛艦や補給艦、潜水艦など、海上自衛隊の艦船が、吉浦の補給所貯油所に寄港し、給油していました。この護衛艦は、訓練支援艦「天竜4203」。

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コメント

1. 荒武者のような気配の練習艦

「天竜」の船体を見ると、荒武者というイメージですね。海自隊員が、こういう練習艦で訓練されて、はばたくと思うと、勇気が湧きたつような思いになりますね。補給作業を終えたら、また訓練、訓練でしょうねえ。頼もしい。
史料館があるとは、知らなんだ。いつか、見る機会があればいいなあ。

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