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吉浦ロマン

瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。

流れが見えない東川 

 

  魚見山のふもとが源流の東川には、砂防の指定地であり、土石流危険渓流であることを記した表示板が立っている。表示板のあるところから、高層マンションなど吉浦の街の一部が見え、瀬戸内海や江田島の連山が霞んで見えるくらいだから、東川の源流近くは標高の高いことがわかる(吉浦東町で)



  
川の名前を記したもう一つの東川の表示板。




 
水の流れが分かるのは、上流のこのあたりだけ。




 
かなり風化した上流の表示板には、「急傾斜地崩壊危険区域 吉浦東210地区」と判読できた。



 東川の99%は暗渠で、道路の下を流れている。だから、東川は一体どこを流れているのか川探訪するのもおもしろい。街なかの下流あたりでは、ところどころに鉄柵の蓋がしてある。




 
最終的には、この吉浦遊水池に流れ出る。



 JR呉線をはさんで、海側には、遊水を調節するポンプが設置されている。ポンプには、「吉浦遊水池ポンプ所」と記されている。海水の満潮や干潮で、この遊水池は水量が変わる。向こうに見える山は、魚見山。

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コメント

1. 暗渠の川

地下に水が流れるようにしてあるなんて、狭い路地の有効活用は、さすが吉浦らしいですね。

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