吉浦ブログ
瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。
呉市吉浦には、国道31号線があり、その国道をまたぐ唯一の陸橋「吉浦横断歩道橋」が、化粧直しをして、見違えるようにきれいになりました。向こうのお山は、茶臼山です。
きもちのよい青空、緑の山並み、そして薄緑の吉浦横断歩道橋。橋の下には、神賀川が流れています。
手すりにとりつけてある青銅板には、「吉浦横断歩道橋」と記してあります。
天に向かってのびているような数十段の階段。まさに空をわたる橋といえます。上がり切ったら、赤茶色の道が、ほんのちょぴり盛り上がっています。
吉浦横断歩道橋をおりていくところに、神賀川がおだやかに流れています。吉浦湾に近いここらあたりは、満潮になると、水位がグンとあがり、ボラの子やフグの子が泳いでいるのをみかけことがあります。
1. 横断歩道橋