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吉浦ロマン

瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。

爪痕ついた鉢巻山

 
 
吉浦五山のひとつ鉢巻山(標高401m)連山。戦時中には、山頂に高射砲の砲台が設置された。その設置工事のため,山頂まで,山道をぐるぐる回って切り開いたから,鉢巻山という呼び名になった、と呉市のホームページ「吉浦八景」で紹介されている。この山に登るには、吉浦新出町からと、呉市斎場近くの呉寿光霊園からが一般的。山頂は樹木が生い茂り、下界の展望はできなかった。



 
 
平成30年の7月、西日本豪雨で鉢巻山連山の一カ所に、土石流が発生。いまも生々しい爪痕がある。



 
 
鉢巻山の頂上にある基本測量の白木と、コンクリートに刻まれている三角点。



 山頂には、手書きで標高だの山の名前だのが、松の大木に掲げてあった。



 何に使ったのか、頑丈なコンクリートの升が設置されていた。



 
NHKの電波塔が、三角点から100mくらい離れたところに建っている。




 倒木が、登山道をふさいでいた。




岩がゴロンと通り道に転がり出ていた。



 「保健保安林」という表示板が途中にたててあった。地形図には、「呉市荘山田村」という文字がかろうじて読める。

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コメント

1. 跋扈(ばっこ)楽しい鉢巻山

車が通れるほどの道つくられたようですが、今は落石、倒木、繁茂であれてますねえ。手入れしてほしものですよねえ。

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