吉浦ブログ
瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。
山頂にたつ標高127mと記された道しるべ。
呉市の吉浦八景ホームページには、魚見山が紹介されています。それによれば、<昔,山頂から,魚群の到来を監視し,漁をする仲間に伝えたといわれている山,物見山とも言う。標高178m。頂上付近の八畳岩の西端の下に、「満ち潮」の時には海水が湧き出ると言い伝えられる「潮見の穴」という岩がある>と書かれています。
魚見山からみた吉浦の街並み。右側の街なかに吉浦小学校の体育館がみえます。左側の海は吉浦湾。この魚見山の下には、二つのトンネルが通っています。ひとつは、JR呉線。もうひとつは国道31号線。魚見山は何度登っても、景観がすばらしいから、また登りたくなる山です。
吉浦八幡神社の境内からみた魚見山の全景。
吉浦は、魚見山、鉢巻山、茶臼山、つばくろ山、火山(ひやま)の五つの山に囲まれています。
吉浦五山の中で、魚見山は、吉浦小学校の校歌「魚見の山の朝明けに 登る朝日の陽を浴びて 強く正しく朗らかに 真理求めん学び舎に」で歌われています。右の白い建物は小学校の体育館。体育館には、舞台横に吉浦小学校校歌が掲額されています。
1. 魚見山