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吉浦ロマン

瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。

白壁屋根伝いの藤の花

 

 吉浦東本町の路地を歩いていると、白壁の屋根に沿って、みごとな紫の花が垂れ下がっていました。空の青と藤の紫のとり合わせに、何か得をしたような気持ちになり、しばし足をとめて見入りました。藤の花といえば、江戸時代の作陶家・野々村仁清の「藤花文茶壺」(MOA美術館蔵・国宝)を思い起こしました。

 

 

 吉浦の街なかは、くもの巣のように、細い路地がいっぱいあります。そういう路地巡りの散歩は、気分を爽快にしてくれます。藤の花が咲く頃は、紫の花房をみあげながら、ゆっくりこの細道を通りぬけるのが楽しみにです。向こうの山は、魚見山連山の一部。

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コメント

1. 藤の花

紫色のやわらかな花房は、まさにうっとりしますね。

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