吉浦ブログ
瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。
JR吉浦駅前に、吉浦本町アーケード商店街があります。そのアーケードを過ぎたすぐのところに、人目をひくものを見かけました。鯉のぼりです。自動車や、人が行き交い、陽も照る目抜き通りに、長い胴体を縮めて、ビニールでくるまってる緋鯉の鯉のぼり。寸足らずの姿が、なんともおもしろく、愛嬌を感じます。この時期になると、毎年店頭に飾ってあるんですよね。目の保養によろし。こどもの成長を見守る鯉のぼりに、心がなごみます。
1. 店の窓に季節を飾る