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吉浦ロマン

瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。

岩神の大泉

   吉浦の街は、路地がクモの巣のごとく、あちこちに伸び、曲がり、他の路地と繋がっています。この道を行けばここに出る、ということが分かるのは、地元の人だけ。車載のナビゲーション(カーナビ)には出てきません。吉浦岩神町も、路地、坂道、細道、曲がり道、石段の多いところです。雨上がりの細い坂道を歩いていたら、トタンで覆ってある一角がありました。バケツが置いてありました。ということは、あのトタンの下には水がある、と思いました。

 

   近づいて、把手を持ち上げてみると、やっぱりきれいな水が、たっぷりとたまっていました。これは井戸というより、大きな泉といったほうがよいくらいの囲い水が見えました。

 


 石段を上がって、高い路地から下を覗き込んでみました。位置を変えることで、大泉の水がよく見えました。 吉浦の街は、畑や庭や路地の脇などで、ポンプのある井戸や、コンクリートの筒状の井戸や、このトタン下の大泉のような湧き水の光景を、よく見かけます。水道が完備している街ですが、大泉を見ていると、水の節約、天然水の活用、省エネなんてことが頭に浮かびました。

 

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コメント

1. 泉泉

人が落ちないように、蓋をとりつけてるんですね。こうすれば、葉っぱや虫がおちない。清潔な清い泉といえますね。ロマン、情緒ありますね。

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