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吉浦ロマン

瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。

白い煙を吐く神龍

 吉浦八幡神社のカニ祭りには、さまざまなおみこしが繰り出ます。その中で、ちょっと変わったのが、この神龍みこしです。金のウロコでおおわれた龍は、それはそれは大きな龍で、とぐろを巻いています。あけた口には、宝珠をくわえていて、時々「ゴー」というすさまじい音とともに、白い息を吐き出します。圧巻な絵巻の連続。町内を練り歩き、吉浦本町のアーケードをくぐり抜け、石の大鳥居をくぐり、神社にやってきます。さあ、この秋も、神龍保存会(5区自治会)の神龍みこしを観るのが楽しみ。(吉浦西城町で)



 
神社本殿に駆け上がって白煙を吐く神龍みこし




 
吉浦の11カ所の自治会のだんじりやおみこし、笛鉦太鼓など出し物が、神社の103段の石段を上がったり(宮上がり)、下がっていく(宮下がり)順番と大まかな時間は、一覧表になって示されます。宮下がりでは、神社の神輿が、お旅所に向かうために、宮下がりをすることが、一覧表で分かります。




 
大正11年の祭りの申し合わせ(誓約書)。当時は、自治会といわず、分団と呼称していたことが分かります。分団は、友、松葉、西、松、箱、中正、龍、東、岩西があったんですね。

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コメント

1. 無題

神龍みこしって、神秘稀有ですねえ。今秋も吉浦カニ祭り、楽しみ。まさか、コロナ禍で中止なんてこと、ないでしょうねえ。

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