吉浦ブログ
瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。
吉浦のカニ祭りは、趣向をこらした色んなおみこしの出現も圧巻ながら、魚見会・一区のバクロウの出現にも度肝を抜かれます。かなりの丈のある3体の張り子人形・・・声を張り上げ、青竹ふりまわして闊歩するバクロウという巨人。参詣客に危害を加えることはありませんが、ともかく目も眉もつりあがる赤い顔のバクロウには、鬼気迫る迫力があります。(呉市吉浦西城町で)
おっとりとしているようで、何か思わせぶりな黄色の顔したおちょぼ口のバクロウ
タバコをくわえた上目づかいのバクロウも、カニ祭りには必ず出てきます。
吉浦八幡神社の二の石鳥居に佇むバクロウ三体。怖いというよりか、どことなく愛嬌があると思いませんか。
吉浦八幡神社の境内で、稚児があでやかな花笠踊りを舞う姿は、もう可愛くて、愛らしくて・・・獅子2体もかたわらで花笠踊りを見守ります。「ちょうさい」みこしの左には、吉浦潭鼓町(魚見会・一区)にとって由緒のある荒神社の祠がみえます。
2. 大きな三バクロウ