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吉浦ロマン

瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。

みこし絵巻のお旅所

 

呉市の吉浦八幡神社の10月第一日曜日の例大祭は、吉浦カニ祭りともいわれ、境内が多彩なおみこしやだんじりをはじめ、鉦・笛・太鼓や参詣客で大いに賑います。本殿から「神社神輿」が宮下がりをして、吉浦新町のお旅所(おたびしょ)に渡御する賑いは、それはそれは、とっておきの「みこし絵巻」といえます。

先陣をきってお旅所に着いた東町奉賛会の威勢のいい「ちょうさい」(吉浦新町で)

 

 

  一区自治会・魚見会の「獅子舞い」

 

 

魚見会稚児による華やかな「花笠おどり」。この場で、鬼が出てきて獅子を退治する舞いが圧巻。

 

 

地酒「水龍」の酒樽にワタリガニが乗っかった二区自治会の「御神酒みこし」。

 

 

時折、口からすさまじい白煙を吐きながら進む四区自治会・神龍保存会の「神龍みこし」。

 

 

宮花自治会の「御船みこし」。

 

 

カニ祭りでお旅所に渡御する「吉浦八幡神社の神輿」。担ぐのは、海上保安大学校の大学生。その後を神主、巫女などが続く。この「神社神輿」のために、お旅所が賑う。すべてのおみこしや、鉦笛太鼓、花笠踊り・獅子舞い・ばくろうのお旅所披露は、「神社神輿」を奉祝するためにあるのです。

 

 

「神社神輿」が据えられると、お旅所は荘厳な雰囲気につつまれます。

 

 

宮西自治会の6俵をかたどった「御蔵米みこし」。

 

 

 地酒・水龍の酒樽をのせた10区の「御神酒みこし」。

 

 

 10俵を乗せた本町自治会の「御蔵米みこし」。

 

 

東上祭礼委員会の笛太鼓がしずしずと進む。「神社神輿」のまえで、威勢のよい太鼓と笛の音を響かす。

 

 

八区自治会・松葉青年会の「鉦と笛と太鼓」。このあとの暴れ太鼓は目をみはるものがあります。

 

 

五区自治会の笛太鼓の列が、「神社神輿」に向かってすすむ。

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コメント

1. 古式ゆかしいカニ祭り

毎年、秋の吉浦カニ祭りを楽しみにしています。コロナ禍が終息してカニ祭りが行われるといいのになあ、と思っています。

2. 吉浦のカニ祭り

多彩なお神輿を見るのがだいすき。心が弾みます。

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