吉浦ブログ
瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。
10月の第一日曜日は、呉市の吉浦八幡神社の例大祭。地元では、このお祭り日を吉浦カニ祭りと呼んで、日曜日前後の三日間奉祝します。JR吉浦駅の海側広場には、自治会の色とりどりの幟(のぼり)がはためきます。第一日曜日の午後3時頃から、この幟のたつ吉浦新町の広い道路がお旅所となり、神社から渡御した神社神輿のお供をする「ちょうさい」というだんじりをはじめ、神龍、米俵、酒樽、御船など趣向を凝らしたみこし、それに笛太鼓の列、花笠踊り、獅子舞い、ばくろう、鬼・天狗で賑います。(吉浦新町で)
吉浦八幡神社の一の鳥居。ここから103段の石段をみこし担いで、宮上がり、宮下がりをします。(吉浦西城町で)
岩西自治会の御蔵米みこしで、俵みこしと呼び親しまれています。6俵をかつぐ男衆の威勢のよい掛け声で、町内を練り歩いて境内にやってきました。(吉浦西城町)
米俵のみこしは、もうひとつあります。10区自治会の俵みこしです。こちらは、10俵の御蔵米をかつぎます。みこしを見ているだけで、勇気がわき、活力がみなぎってきます。(吉浦西城町)
1. 二組の御神米みこし