吉浦ブログ
瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。
吉浦上城町と吉浦松葉町の間の坂道を散歩しました。晴れ渡った青空を見上げれば、風見鶏が気持ちよさそうに唄ってるようにみえました。あのニワトリは、白色レグホンかなあ。その下には、矢があり、先端のやじりと反対側の矢羽は、とてもユニークで楽しいデザイン。さらにその下には、W、E、S、N、という英文字の四方位。風向計を型どっているんですね。
風見鶏の風向計だけど、警戒心が強い雄鳥の習性から、魔除けの意味があるなどと思いながら、通り過ぎてまた引き返して見上げたり、ああ、首がだるくなりました。
風見鶏は、白い円柱に赤茶色のトンガリ屋根の上についていました。ムーミン谷のようなメルヘンを感じました(吉浦上城町)
吉浦の細道、坂道、曲がり道を散歩すると、オヤッと思う光景に目をひかれることがあります。風見鶏のある坂道もそのひとつ。こういう出会いが散歩の醍醐味です。この道も通りゃんせ。
1. 風見鶏