吉浦ブログ
瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。
街なかを練り歩き、吉浦八幡神社に上がってきた酒樽を積んだ10区自治会の御神酒みこし。威勢のよい掛け声に、参詣した人たちが取り巻き、にぎわう。吉浦カニ祭りは、秋10月の第一日曜日とその前後あわせて3日間行われます。おみこしでにぎわうのは、第一日曜日です(吉浦西城町で)
吉浦本町のアーケード街は、カニ祭りの3日間、歩行者天国になります。出店がずらりと並び、呉名物のイガ餅、ヨーヨーすくい、わた菓子、おもちゃ、やきとり、とうもろこし、金魚すくい・・。大人も子どももワクワクするのが、お祭りの露店・夜店です。このアーケードを、ちょうさいや、神龍などのおみこし、鉦笛太鼓の列が通ります。(吉浦本町で)
よーくねらって撃つんだよっ。ほしいものに照準を合わせ、棚の景品が倒れたらもらえる射的。親子が一心同体(?)で楽しんでいる光景を目にすることがあります。食べ物や遊び屋台の賑やかさは、カニ祭りならでは。
あつっあつっ、と感じながら、ほかほかのタイ焼きやタコ焼きを歩きながら食べたり、お土産に包んでもらったりするのも楽しみのひとつですよね。
バイキンマンのお面を頭にかぶり、夜のアーケードを歩く若人。ことしもまた夜店露店を覗くのが楽しみ。
1. 祭りの夜店