吉浦ブログ
瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。
吉浦から瀬戸内海を挟んだ江田島・秋月(あきづき)の米陸軍秋月弾薬庫が見えるのだから、その近くから吉浦だって見えるはずと、車で呉市と倉橋島をつなぐ音戸大橋を渡り、倉橋島と江田島をつなぐ早瀬大橋を渡りました。小用港へ向かう途中に、「しびれ峠」があります。この峠に佇むと、茫洋tかすむ吉浦が見えました。背後の山は、鉢巻山ですね。その後ろの山は、灰が峰ですねよね。
吉浦の方向には杭が邪魔して、しっかりとは見えませなんだ。
しびれ峠の大理石に、「広島方向」「天応方向」「吉浦方向」「呉方向」「石川島播磨」「日新製鋼」「音戸方向」「早瀬大橋」という8カ所の方向が青い矢印で記されていました。
江田島・小用港から呉港行きのフェリーに乗り、海上から吉浦を見ました。吉浦の外から、あれこれ思いながら吉浦を眺めるのも、楽しいものだと思いました。
1. 江田島と吉浦