吉浦ブログ
吉浦ロマン
瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。
これは何かわかりますか?タコ壺です。幹縄に多数のタコ壺をつけ、海底に沈めて、1、2日放っておくと、このタコ壺の中に、タコが入ってくるんです。壺を上げる時に落ちてしまう蚊と言えばそうじゃないんですね。タコはなにかにしがみついている習性があるので、慌てて逃げることがなく、やすやすと捕まえることができるんですって。材質は、昔は素焼きの陶器でしたが、最近では軽くて丈夫なプラスチック製がほとんど。
ずらり並べて干してあるものすごい量のタコ壺。こうしてみると、瀬戸内海では、タコがよくとれることを物語っていますね。(吉浦東漁港で)
西の吉浦漁港でも、タコ壺が整然と干してありました。
1. ああタコよ