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吉浦ロマン

瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。

小脇に鯛を抱えた飾り瓦

 七福神の一柱・恵比須さまと対面させていただいたのは、吉浦中町を散歩していた屋根付きの壁のある路地でした。恵比須さまは、もともとは大漁をもたらす漁業の神さま。海の名前にふさわしいわが街「吉浦」に、恵比須さまは商売繁盛の神さまとしても崇められます。こちらの宅は、何か商売をしているのでしょうか。魔除けや家運隆盛の願いを込めて、恵比須さまを飾っているのでしょう。風折烏帽子を頭にし、ヒゲをのばし、左の小脇には鯛を抱え、右手は釣竿を持っている仕草をしておられ、にこやかに微笑みに、なにか有難くなって拝見しながら通り過ぎました。

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コメント

1. 恵比須

海のまち吉浦は、カニ祭りで長知られていますよね。やっぱり海の神様の恵比須さまを祀るとか、飾る家は多いようですね。吉浦中町には、恵比須神社もありますよね。

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