吉浦ブログ
瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。
ノーベル文学賞受賞作家・川端康成さんの小説「雪国」に、<トンネルを抜けると雪国であった…>なる有名な文がありますよね。吉浦には、雪はほとんど降りません。この「落走隧道」を抜けると、何の変哲もない樹木と霞む山と空でした。
吉浦の山の手から隣町の長谷町に抜けるトンネルができたのは、今から30年まえの1989年のことなんですね。人も車も通れる対面通行のこのトンネルの名称が「落走隧道」。地元の人が行き来するくらいで、交通量は多くありません。(吉浦上城町)。
申し訳程度に、トンネル入り口に、「落走隧道」の小さなプレート板が取りつけてありました。
長さ178.メートル幅員は8.30m。歩道は一段高くなっており、白い鉄製パイプが、人道と車道を分けています。短いトンネルだから、非常電話とか消火器などは備わっていませんが、オレンジ色の電灯が灯っているいたってシンプルなトンネルです。
トンネル付近に、「落走隧道」という乗り合いタクシー「あじさい号」のバス停がありました。
1. はっちゃん