吉浦ブログ
瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。
呉市の吉浦漁港に掲げてある「とれとれ朝市」のカラフル看板。JR呉線の車窓から、はっきりしっかり見てもらうための大看板。吉浦湾や近くの瀬戸内海でとれる鯛やタコ、チヌ、メバル、さよりなどの魚を扱う朝市が、吉浦漁港であります。地産地消ならではの豊かな海の幸を、覗きに行くのも、楽しいことです。(吉浦新町)
朝市会場の入り口には、大きなマグロ看板があり、まるで剥製のような楽しさを覚える。
早朝から催される朝市会場。にぎわう朝市では、とれたてのいろんな魚が並ぶ。大きないけすでは魚が泳いでいる。すぐ近くで扱っている天ぷらも好評。
活きのいいのが自慢の草創期の「とれとれ朝市」。新鮮な魚がずらり並ぶ。
見事な包丁さばきで、マグロの解体が進む。その場での切り売りが楽しみ。
吉浦の地酒「水龍」をつくっている醸造本舗。建物の上のほうに、「中野本店」という文字が読める。
地酒「水龍」の樽酒は、吉浦中町の恵比須神社まつりで,毎年無料で飲ませていただけます。木の香りがして、実に旨い。同じ町内に「水龍」醸造元の中野光次郎本店があり、看板としての酒樽がおいてありました。そのうえには、右から読む「水龍」の古い横看板。酒樽の左には、「模範清酒 中野光次郎本店」の古い縦看板。ここに佇むと、「杯を重ねて桃源にいたる 山は唄い月は舞う 酔うほどにうまし水龍の酒」と謡いたくなります。
酔うほどに飲み、語る楽しさ、それがお酒ですね。「水龍」酒蔵の水色の扉が、さわやかなお酒の色を感じさせてくれます。
ここも水龍の酒蔵。瓦と白壁づくりの酒蔵は、清潔感を感じます。
地元酒蔵でできた中野光次郎本店のうまい酒
地酒「水龍」の一升瓶