吉浦ブログ
瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。
散歩していると、いろんな光景を目にする楽しさがあります。街ん中の民家入り口に、黄色いボートが立て掛けてありました。手漕ぎ用の小型グラスファーバーボートです。軒下にちょうど収まっているから、大きさが大体分かります。海のある吉浦だからといって、ボートを家の立てかけてあるのは、吉浦ではここだけだと思いながら、珍しげに佇んで見つめました。(吉浦東本町で)
1. 表札がわりのボート