吉浦ブログ
瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。
吉浦東本町の山の手に、すべり台や鉄棒を備えたチビッ子広場という公園があります。そこは三差路になっており、東側の山の斜面に、太い木の模様をかたどったコンクリート木目の段々道があります。ゆっくり、のんびり上がって行くと、視界が広がります。人も上れば、イノシシも上るのでしょうか。天に向かっての一本坂を歩くと、しんどさはあるものの、上りつめたら、気持ちのよいものです。
登り口に、黄色の看板があります。「適正狩猟、脱包の励行、転倒注意、矢先の確認、銃の管理の徹底」と記してありました。な、なんとも物騒。この看板は、広島県猟友会と広島県鉄砲保安協会のものであることが分かります。メインはイノシシ対策なんでしょうね。
イノシシが出没するかも知れないと思えば、このまっすぐな坂階段を上がるのは、あまりいい気持ちがしません。吉浦の山の中では、ところどころで、イノシシの捕獲ケージを目にすることがあります。
畑のまわりには、イノシシが作物を喰い荒らさないように、鉄柵を
施している光景も目にします。
1. 猟銃