吉浦ブログ
瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。
6月10日は時の記念日。日本で初めて時計装置が使われた日を記念して制定されたんですってね。この日を前後して咲く花が時計草。吉浦中町の吉浦小学校の北面通りを歩いていると、時計を連想させる時計草(トケイソウ)が咲いていました。
緑の葉茂る生け垣には、次から次へと時計草が咲くので、毎年6月になると、この散歩コースが楽しみになります。右側の3階建ては、吉浦小学校の校舎。
花の姿というか形が、まさに時計の文字盤に似ていますね。長針、短針、秒針のように見えるから、ついつい、みとれてしまいます。
時計草がほっこりと咲く生け垣を通り過ぎて、足をとめ、ふり返ってみました。青と白と紫の模様が味わい深いですね。
蕾があちこちにあるから、当分は散歩しながら時計草を愛でることができます。
1. 時計草