吉浦ブログ
瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。
吉浦と焼山を結ぶ県道278号線の山ぎわに、ひときわ目立つクリーム色の巨大な長方体の建物。水道用のトンネル工事をおこなっている吉浦立坑なんですって。入り口の上には、「ただいま未来を建設中」と水色で書かれた大きな文字板が目につきます。
地下25m、長さ14キロを掘削し、トンネルを構築するとか。要するに、暮らしに欠かせない水道菅づくり。つまりは、命の水脈づくりといえますね。
道路ぎわで見ることができる水に関するタンク群。緑色のタンクは、原水槽と反応槽。
オレンジ色のタンクは、放流槽。
トンネルを掘った土は、ダンプカーで運びだします。通行注意の看板や、工事期間などの看板が、目につきます。
海田から吉浦東本町を中継し、二河峡町までの地下送水トンネルを行う主旨の広報。ダイナマイトの発破による音響があることを知らせるチラシを、町民に配布されたこともありました。
1. ながい歳月の工事