吉浦ブログ
瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。
壁掛け支持具のブラケットについている屋外装飾の時計を、散歩中の吉浦の街なかで見かけた時、なんていいデザインだろうと思いました。壁に取り付けられている「プリムローズロンドン」の時計と温度計です。吉浦小学校近くの民家の壁に取りつけてありました。
馬のいななきが聞こえてくるような感じがしました。鋳物のベルに吊り下がる鎖の面白さ。時計の文字盤は古風さ漂うローマ数字。時計を楽しみながら通り過ぎました。
振り返って見つめると、な、なんと摂氏と華氏で表示された温度計になっているではありませんか。アンティーク調のブラケット、馬、ベル、鎖、メタルケースを見上げていると、心豊かになりました。
1. 飾り時計