吉浦ブログ
瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。
呉市吉浦の北限の食品店といえば、焼山と吉浦を結ぶ県道278号線沿いにあるこの「さなだストアー」。酷暑の夏でも、極限の冬でも、さなだストアーは、ドアとかカーテンなどはしません。室内をエアコンで冷暖房をするものの、外気温とほぼ同じような感じ。いつもあけっぴろげだからこそ、入りやすいともいえます。奥で扱っている魚に魅力があり、揚げたての天ぷらもいい。駐車場もあって便利な食品店だから、よく利用します(吉浦本町で)。
JR吉浦駅前から一直線に山の手までのびるほぼ真ん中あたりにさなだストアーがあります。この店を通り過ぎれば、もう食品店はありません。外のガラスには、みのり幼稚園の秋の運動会や介護施設パーチェの催しなどのチラシが貼ってあり、地域と絆の深い結びつきのある店だと感じます。
広電バス停「吉浦駅」でみた街中の略図。上の方が、広島呉道路。下の方が、JR呉線や海。さなだストアが北限の食品店であることがわかります。
1. 北限の八百屋さん