吉浦ブログ
瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。
なあんでこんな高い煙突が必要なのか、工場関係者ではないから分かりません。ともかく、吉浦で、一番高い煙突が二本立っていることは、散歩していて分かります。地元の味噌屋さんや酒造屋さんのところにも煙突はありますが、吉浦の海沿いのこの工場煙突は、格段に高いことを誰もが認めるところでしょう。高さは30メートルあると言われています。煙が出ているのを見たことは、一度もありません。清潔な白い煙突は、吉浦名物といっても過言ではありません(吉浦新町)
広電バスが通るこの道路沿いは、屏風のように工場が建ち、ずずっと向こうに二本の立派な煙突が見受けられ、壮観な光景です。
煙突の真下に行ってみました。青空にマッチしている二本煙突は、クレトイシという会社の物なんですね。
クレトイシ株式会社の事務所が、道路を隔てた山手側にあります。
事務所の隣の建てものは、戦後しばらくオランダ軍が使用していたということです(右)。これもクレトイシの施設で、戦後しばらくは、オランダ軍のジープの修理工場として使用されていた歴史があります。
1. 日本の巨大煙突