吉浦ブログ
瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。
新型コロナウイルスの感染拡大で騒然となった令和2年。補給艦「とわだ422」が、6月16日に、吉浦乙廻りの海上自衛隊呉造修補給所貯油所の第一桟橋に接岸しました。「とわだ」は、全長167.0m、幅22.0m、深さ15.9m、喫水8.1m。基準排水量8.100トンという雄姿です。向いの陸地は、江田島。
令和2年としては、初の接岸じゃないでしょうか。いい時に出会えたので、なんか得したようで、誇らしく感じました。テロ対策特別措置法と新テロ特措法に基づいて、インド洋給油活動に7回参加しているということです。
オレンジ色のオイルフェンスで囲い、ローディング・アームで燃料の補給作業をおこないました。どっしりとした、なめらかな船体は見飽きることがありません。こういう巨体船が、吉浦の街にやってくると、街が活気づくような感じがしました。
海上自衛隊呉造修補給所貯油所の基地は、右側のこんもりとした山の向こう側まで広がっています。これからは、第一桟橋に、いろんな護衛艦が接岸し補給するだろうと思うと楽しみです。
1. 堂々たる補給艦