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吉浦ロマン

瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。

高台の井戸に鏡餅

 

クレアラインと並行した汐見橋6号線の県道を散策し、吉浦湾にそそぐ寺山川の渓流沿いを下りていると、比較的新しいコンクリート作りの円筒に蓋がしてある井戸に出会いました。こんな高台でも、井戸があるってことは、吉浦は水脈に恵まれた地だと思いながら、近づいてみました。

 

 


高台の駐車場に据えられてあるこの井戸に、二段重ねの鏡もちが置いてありました。水への感謝を捧げるという思いなのでしょうね。蓋の一部は、空気を抜くための穴もありました。

 

 

井戸そばの坂道の上方には、クレアラインの高架があり、さらに茶臼山の尾根が見えました。いまの時代、井戸のある光景はほとんどなくなってきましたが、古い吉浦の街ならでは、井戸とを活用する暮があるのでしょうね。

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コメント

1. たか子

寺山川より高い緯度が、すぐ近くにあるなんて・・・吉浦は水量豊かな街だと感じます。

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