吉浦ブログ
瀬戸内海に面した呉市吉浦。弥生石器が出土したこの街・吉浦を歩いてみると、昔ながらの人なつっこい人情や情緒を感じます。「かくまでに 思はざりしに 来てみれば いと住みやすき よし浦の里」。この歌は、吉浦八幡神社の山の手の歌碑公園に建立されています。紫式部の父である筑紫守・藤原為時が詠んだ和歌です。いにしえの歌そのままに、今も通じる住みやすき吉浦を、画像で捉えてみました。
上城公園の入り口から見た桜花
呉市立吉浦小学校の正門に、桜が満開になりました。校庭には、大木の桜も咲きました。でも、3月2日から、新型コロナウイルスの感染防止のため23日まで休校。そして春休み・・・桜咲けども、児童の声は聞こえてきません。ウキウキする春なのに、さみしい、むなしい。正門の桜が、4月の児童の登校を待ちかねているようです。
吉浦小学校の北面には、二宮尊徳の石像があります。歩きスマホは危険という現代ですが、歩き読書ができたかつての時代っていうのは、のどかだったのですね。勉学に勤しむお手本としての二宮尊徳像は、新型コロナウイルスで右往左往する世相を、どう感じるのでしょうか。